木戸松子について
2019年04月29日 21時44分
株式会社クレシェンド 代表。
オートクチュールデザイナー、手芸作家『木戸松子』の紹介です。
経歴
1966年
木目込み人形、組紐、小銀刺繍、手編みニット、日本人形など独自の手法により、教室を開校、手芸活動を始める。
各種婦人団体、企業など、特に『編物講習会・手に技術を』の開催の要請に応え、生徒と共に全国行脚、文化活動を続ける。
1969年
渡米、ハワイに拠点を持つ、サンフランシスコ、ロスアンジェルス、ニューヨークなど日本手芸作家連合会ハワイ支部長として、異文化にの中、多くの婦人たちに日本の伝統手芸の素晴らしさを伝授、喝采を得る。
パリ、ミラノ、ロンドン、さらに東南アジア、中国、韓国にもその活動範囲を広げる。
1973年
カネボウ毛糸ニットデザイナーとして、カネボウ主宰キラメキの糸[カネボウベルコーラル]ファッションショーを開催、大成功を納める。
「カネボウ編み物シャルレ誌」、「主婦の友」、「週刊女性誌」などにデザイン、図案等のシリーズを掲載。
1980年
婦人服、子供服、紳士服、オートクチュールデザインを手掛ける。
1983年
株式会社クレシェンドを港区赤坂に設立。
代表として手芸作家・オートクチュールデザイナーとして在日各国大使館をはじめ、各業界著名人の指名による作品作りを行う。
2000年
「21世紀は女性の時代」というテーマに賛同する意味で、18〜19世紀の貴婦人像を「布絵」にてオートクチュールの素材を使用し表現した作品を発表。
2003年
※写真は2003年に地球タイムス(現:地球新聞)へ記載された記事
財団法人日本手芸作家連合会 理事に任命される。
ボージョレ・ヌーボー2003 世紀の芸術家ラベル(17点)に選出、採用される。
アテネオリンピック開催記念・アートオリンピック イン アテネファーストプライズ[金賞]を受賞。
2004年
日本・中国・台湾・韓国 亜細亜芸術親善大使に任命される。
財団法人日本手芸作家連合会より会長特別賞を受賞。
2005年
国際赤十字社のカレンダー(2006年版)に”可愛いネ赤”が採用され、世界186カ国に配布される。
国際赤十字平和勲章授与。
日蘭芸術親善大使に任命される。
メッセージ
21世紀に入り、様々な分野で既存の価値観の崩壊が広がっています。
しかし、一方で、新たなる個性や豊かさを求める傾向も強くなっていて、いわゆる二極化が進んでいるように思われます。
私は「こだわりの住環境」の文化性を持った趣味を提案したいと長年考えてまいりました。
その中で、独自に工夫を重ねてきたものの集大成として、5年ほど前から日本で初めての「立体布絵作家」として作品を発表して参りました。
「立体布絵」は文字通り手芸と絵画と服飾の組み合わせです。
私自身が手芸作家であり、オートクチュールデザイナーであることが、うまく融合した結果だと思います。
特殊で微妙な技法の伝授活動を続ける一方で、作品ひとつひとつの図案から素材選び、制作までを自ら行い、様々なコンセプトの作品を提案していくべく現在活動中です。
————–木戸松子
※写真は2003年に地球タイムス(現:地球新聞)へ記載された記事